所属組織での仕事や役割は?

錦海リハビリテーション病院(回復期リハビリテーション病棟)の地域医療連携室で患者さんの経済・心理・社会的課題に関する相談に応じたり、地域の関係機関との連携窓口としての業務を行っています。患者さんが病気や後遺症と向き合い、これからどういう生活をしていきたいか一人ひとりの思いを尊重して支援していくことを心がけています。

今の仕事に就いた理由やきっかけは?

学生の頃から社会福祉士という仕事に興味を持ち、受験資格を得ることができる福祉系大学へ進学しました。リハビリ病院の社会福祉士になりたいと思ったのは現在働いている病院で実習したことがきっかけです。病気で障がいが残った患者さんと一緒にこれからの生活を考え、院内外の多職種を巻き込んで患者さんの支援をする社会福祉士の姿を見て私もそうなりたいと思いました。

鳥取県社会福祉士会の魅力とは?

当会には様々な分野で働く様々な年代の社会福祉士が所属しており、同じ社会福祉士の仲間である先輩や後輩と切磋琢磨しながら学びを深めることができます。会員参加型の会ですので委員会やプロジェクトチーム等に参加し会員であれば誰もが会を充実させるための活動に取り組めることも魅力であると感じています。私は就職後すぐに入会して本当に良かったと思っています。

社会福祉士の魅力とは?

社会福祉士の支援は倫理綱領にも示されるように人間の尊厳を尊重し、その人自身が課題解決に主体的に取り組めるようエンパワメント(力づけ)していきます。病気、高齢、障がい、貧困等といったカテゴリーではなく多角的な側面から支援を考えていく社会福祉士のあり方に魅力を感じます。

これから社会福祉士として、取り組んでいきたいことを教えてください。

私は困った人の力になりたいという気持ちから社会福祉士を目指しました。困ったことはあの人に相談してみよう、と患者さんやご家族、院内スタッフ、地域の方々からも思っていただけるような頼もしい社会福祉士になりたいと思っています。そのためにも日々の実践一つひとつに誠実に向き合っていきたいと思います。